Loading

BLOG

イヤリングの歴史|耳飾りの起源は魔除けだった?!

グランサンク(パリ5大宝飾店)と人気コレクションについてささっと解説してみた
【髪型別】似合うイヤリングの選び方とは?
【顔型別】似合うイヤリングの選び方とは?
ピアスの歴史は数千年?起源からファッション文化に至るまで
金属アレルギーを防ぐためのイヤリング・ピアスの選び方
previous arrow
next arrow
Shadow
Slider

日本では耳に穴を開けて取り付けるものをピアス、
ピアッシングを必要としないものをイヤリング、

このように区別して呼ばれることが多いのですが
本来は耳につける装身具のことはまとめて「イヤリング」と言います。

 

ピアスを英語に直訳すると
「穴を開ける」「突き刺す」「貫通させる」という意味なので
もともと、ピアスという言葉には耳飾りとの関連性はありません。

なので日本語の意味するピアスは和製英語

欧米では耳に飾る宝飾品は全て、イヤリングと呼ばれているわけです。

 

ちなみに、イヤリングの語源は ear+ring です。
リングという単語が使われている理由は、人の歴史に耳飾りが登場した古代文明では
輪っか状のもの、現代でいうフープ型のデザインが一般的だったことに由来するそうです。

 

前置きが長くなってしまいましたが
このページでは日本語の意味するところのイヤリング、
つまりはネジ式やクリップ式などの留め金具を用いて
ピアッシングをすることなく身につけられる耳飾りの歴史について解説していきたいと思います。

イヤリングの歴史を語るためには
イヤリングの元となったピアスのルーツを知っておく必要があるので
まずはピアスの起源から見ていきましょう。

ピアス(耳飾り)の起源

ピアスはもともと「魔除け」を起源として誕生した装身具なんです。
(単純に装飾的な意味合いでピアスが誕生したという説もあります)

 

古代の人々は、鼻の穴や耳の穴など人間の体にある穴から悪魔が入り込むと考えていました。

悪魔の侵入から身を守るためには耳の入り口に悪魔の嫌いな光物を取り付ければ大丈夫、

ということで魔除けのために耳たぶに穴を開けて金属製のピアスを取り付けていたわけです。

 

では具体的にどのくらい前からピアス文化があるのかというと

古代エジプトの壁画にピアスが描かれていたり

古代ペルシアの遺跡からピアスが出土したりもしているので

ピアスの文化はキリストが生まれる紀元前からすでに存在していて、ざっと数千年は歴史があると見られているんです。

 

ネジ式やクリップ式のイヤリングが発明されるのが17世紀頃なので

ピアスはイヤリングよりもずっと古い歴史を持っているわけですね。

イヤリングの誕生とピアスの衰退

17世紀以前では、耳に穴を開けて固定する

いわゆるピアスが耳飾りの主流となっていましたが

 

17世紀ごろにネジ式やクリップ式のイヤリングが開発されてから

イヤリングはピアスに代わる装飾品として多くの女性たちから支持を集め

イヤリングの普及と反比例するようにピアスの人気は落ちていきます。

 

ピアスと違ってイヤリングは耳を傷つけることなく手軽に楽しめるので

多くの人に愛用される装身具としてその地位を高めたわけですね。

 

イヤリングが世の中に広まってからというもの、その人気は高まり続け

20世紀初頭のアメリカでは、ネジ式やクリップ式のイヤリングが耳元のおしゃれに欠かせないアイテムとなりました。

 

逆に当時ピアスを身につけている女性はごく少数だったとか。

 

20世紀後半になるとピアス人気は復活するのですが

20世紀初頭から中盤まで続いたイヤリング人気の背景には

当時のアメリカにおいて理想とされていた「上品で慎しみ深い白人女性像」も大きく関係しているようです。

 

時代ごとに社会の価値観は変わっていくものですが

20世紀前半のアメリカでは、

耳に穴を空けるという行為は不潔なものだとみなされていたんです。

 

このような価値観があったので

“ピアスは理想の女性像に反する”、ということになり

世の女性たちはピアスを敬遠しイヤリングを身につけていたわけですね。

 

以上が20世紀中盤までの大まかなイヤリングの歴史です。

それでは次に、日本におけるイヤリングの歴史をみていきましょう。

日本におけるイヤリングの歴史

日本では古墳時代までピアスが装身具として使われていましたが

飛鳥時代から近世にかけてはピアスに限らず装飾品の出土が全くと言っていいほど見られません。

 

戦後に洋服が流行り出したと同時に西洋の装身具が日本に輸入され始めるまで

日本ではジュエリーやアクセサリーの文化がほとんど発展しなかったんです。

(明治時代に外国からアクセサリーが輸入されたこともありましたが

一般への普及にはほど遠かったようです。)

 

そのため

17世紀に開発されたネジ式やクリップ式のイヤリングが日本で本格的に流行り出したのは、

イヤリング誕生から300年ほど後の1960年頃。

 

高度経済成長により日本にバブル時代がやってきて人々が豊かになったことで

1990年代にはイヤリングの人気はピークを迎え

女性の3人に1人がイヤリングを身につけるようになっていきます。

 

日本でイヤリングが流行り出した60年代に、

アメリカではイヤリングに代わって再びピアスの人気が復活していましたが

日本のファッション文化は

欧米から流行を時間差で取り入れながら発展していくスタイルだったので

日本ではイヤリングブームが90年代後半まで続きます。

 

ピアスが本格的に流行り出すのは2000年に入ってからで

2000年の日本では、女性全体の3人に1人がピアスをつけており

中でも20代の女性の間でピアスの人気は高く、

若い女性のうち2人に1人がピアスを着用していたそうです。

まとめ

  • 耳飾りの起源は魔除けにある
  • イヤリングは17世紀に開発された
  • 日本のイヤリングブームは1990年代にピークを迎える

 

以上の3点がこの記事のポイントです。

 

ちなみに現代ではイヤリングよりもピアスの方が広く普及していて
特に若い世代のピアス着用率は年々増え続けています。

かといってイヤリングが衰退しているかというとそうでもなく

イヤリングは中高年層の着用率が高く

大人の女性たちから安定した支持を集めているんです。

「イヤリングの歴史はわかったから今度はピアスの歴史が知りたい!」
そんなあなたにはこちらの記事もおすすめです。

 

関連記事

  1. イヤリングとは【歴史・種類・長所と短所・選び方・素材と相場・金アレ】

    2018.08.07
  2. 金属アレルギーを防ぐためのイヤリング・ピアスの選び方

    2018.05.09
  3. 耳たぶピアス6種類の留め金具|ファーストピアスに向いてるのはどれ?

    2018.05.09
  4. イヤリングの留め具7種類|痛くなくて落としにくいおすすめは?

    2018.05.08
  5. ピアスの歴史は数千年?起源からファッション文化に至るまで

    2018.05.18
  6. 【髪型別】似合うイヤリングの選び方とは?

    2018.05.14
PAGE TOP